在宅勤務で自分専用のスペースある人は35.6% 家族に遠慮、仕事スペース狭いなどの苦労も

在宅勤務が増える中で、自宅に書斎などの自分専用のワーキングスペースで仕事をしている人は35.6%、リビングスペースで仕事をしている人は45.2%-。「LIXIL住宅研究所」が実施した自宅のワーキングスペースなどの調査で、こんな結果が分かりました。

調査は週1日以上在宅勤務を行なっている関東近郊の男女の会社員を対象に8月に実施しました。

調査で「在宅勤務時のあなたのワーキングスペースをいくつでもお選びください」と聞いたところ、「書斎などの自分専用のワーキングスペース」が35.6%、「リビングスペース」が45.2%、「ダイニングスペース」が25.3%、「寝室など」が24.2%、「子ども部屋など」が9.1%などとなり、自分専用のワーキングスペースなど恵まれた仕事環境の人は4割弱で、自分専用がない人は自宅のさまざまな場所で仕事していることが浮き彫りになりました。

「現在のご自宅のワーキングスペースについて、課題や気になることをいくつでもお選びください」との質問では、「オンライン会議などの時に家族などに遠慮してしまう(声が入ってしまう)」が28.3%、「書類などを収納する場所が少ない(無い)」が27.7%、「ワーキング用のデスクや椅子を置くスペースが無い」机が小さい)」が27.3%、「ワークスペースが狭い」26.7%などとなりました。

自分専用のワーキングスペースがない人に「専用のスペースが欲しいか」と聞いたところ、「絶対に欲しい」が14.1%、「できれば欲しい」が63.5%、「あまり欲しくない」が16.5%、「欲しくない」5.9%となり、8割近い人が専用スペースが欲しいと思っていることが分かりました。

ポストコロナの時代に在宅勤務がどうなるか、まだ方向性は見えてませんが、在宅時代が続く場合は、自分専用のワーキングスペースをどう作り出すかが課題になりそうです。

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