万葉集の歌を現代のラブストーリーに イラストと20曲の「万葉LOVE SONG」も

万葉集は、今から約1300年前、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された日本最古の歌集。作者は天皇から農民まで幅広い人々で、全20巻、約4500首の歌が収められています。

その中には募る思いを詠んだ恋の歌も数多く、当時の人々の恋愛観を知ることができます。

現代のわたしたちがスマホでメッセージを送りあうように、和歌にして伝えあっていたことに触れれば、当時も今も、人を想い、心を焦がすことはまったく変わらないことが分かります。

そんな「万葉集」の恋の歌を、現代の「恋物語」に置き換え、「イラスト」と「万葉LOVE SONG」という楽曲で楽しむことができる1冊が登場します。15日に「学研プラス」から発売される「万葉恋ばな~春夏秋冬~」です。

選りすぐりの「万葉集」の歌20首のシチュエーションを、切なくて心温まる現代の恋物語に置きかえ、春夏秋冬に分けて20話収録。

さらに、すべての「恋物語」に「イラスト」と「万葉LOVE SONG」をつけて、よりその世界観にひたれるようになっているそうです。

「万葉集」とこの「恋物語」「イラスト」「万葉LOVE SONG」の3つをリンクさせることで、自然と歌の情景や作者の心情が心に広がり、万葉の世を生きた人びとの想いと自分の気持ちがつながるかのように感じることができます。

「万葉LOVE SONG」は、万葉集の歌の解説ページにあるQRコードを読み込むと、DODOWAKAの歌を聴くことができます。J-POPのメロディに落とし込まれた万葉集の歌は、和歌なのにとても現代的。文字で読むとちょっと難しく感じる言葉も、メロディにのるとすっと心に沁みわたり、万葉の恋のイメージがどんどん心に広がっていくそうです。

46判、344ページで定価は1,100円(税込み)

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