地域のインフラ目指す出前館 銀行、信用金庫と提携し飲食事業者支援

新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本の企業に大きな影響を与えました。売り上げが激減した企業も珍しくありませんが、その一方で事業を拡大した企業もあります。その1つが、「Uber Eats」や「出前館」などの出前サービスです。

外出自粛をしながら、美味しい外食を味わいたいなどという人には、もう切っても切れないサービスになっています。

その日本最大級の出前サービスの「出前館」は、まさに地域のインフラサービスを目指していて、先ごろ青森銀行、群馬銀行、東和銀行、鳥取銀行、北洋銀行、北海道銀行、横浜信用金庫と業務提携を結び、地元の飲食事業者向けの支援を開始したそうです。

業務提携で取り組む内容は、「出前館」と地場の銀行・信用金庫とのビジネスマッチング。長引く新型コロナ対策で、飲食事業者は営業時間の短縮や来店客の減少など困窮が続いています。

地場の銀行や信用金庫は、もともと飲食事業者と強固な関係にあるため、飲食事業者に対して「出前館」を紹介してもらうスキームです。

これにより、飲食事業者は出前に取り組むことで売り上げの拡大が期待でき、銀行や信用金庫にとっては顧客である飲食事業者の事業の活性化に寄与できることになります。

出前館は、地元の名店や人気店が加盟することで、デリバリー商品のラインナップの増加に繋がり、利用客の食の選択肢を拡げることが可能になります。

「出前館」といえばダウンタウンの浜田雅功さんが「出前がすいすいすい~」というスーダラ節の替え歌を歌うテレビCMで顧客の拡大に成功したと言われ、もはや「出前館」の存在を知らない人は少ないぐらいにまで成長しました。

しかし、まだまだ地方ではこれからのサービスであり、人手不足が顕著な地方都市では重要な生活インフラになるかもしれません。

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