コロナ禍での育児に不安… ミレニアル世代、SNSの活用や在宅での工夫も

育児は、子どもの世話に追われ、自由な時間もままなりません。急な発熱など、どうしたらいいかオロオロしてしまいます。育児はただでさえ大変なのに、それが新型コロナ禍の生活になると、大変さはさらに倍増するかもしれません。

花王の「生活者研究部」は2020年7月、昨年の緊急事態宣言解除後に、現在20代後半~30代の人たち、いわゆる「ミレニアル世代」の父親と母親に「育児実態と意識」の調査を実施、このほど調査結果を発表しました。

それによると、「withコロナによるコミュニティや外出の変化」を調べたところ、「3密は避けている」が72%、「子どもを連れた外出を控えている」が58%、「ママ友・パパ友などと会う機会を減らしている」が42%などとなったそうです。

中には「幼児期なので、できるだけ人と触れ合ってほしいが、人との接触を避けるため、コミュニケーションの取り方を考えるようになった」(30代父親)や「ママ友に会えなくなり、今の月齢でどのくらいのことができるか、よくわからなくなった」(20代母親)など、子どものコミュニケーション力や社会性の発達などに影響が出るのではないかと不安に思う不安視する声が聞かれたそうです。

その一方で「Instagramで赤ちゃん用のアカウントをつくった。同じ誕生日、同じ月齢のママが世の中にいっぱいいるから、やりとりを参考にさせてもらっている」(30代、育休中)などの声もあり、同研究部は「外出制限やリモートワークなどで在宅時間が増えたことで、あらためておうち時間を大切に考え、自宅で子どもと楽しく過ごす工夫をしている人もいました」と指摘しています。

その上で「先が見えないWithコロナの暮らしで、不安や緊張から気疲れを感じることも多い毎日ですが、感染予防をしながら、家族や身近な人と『笑顔のコミュニケーション』の時間を大切に過ごしたいですね」と呼び掛けています。

関連記事

ページ上部へ戻る