毎日しんどい…。どうしたら…。 元サラリーマン精神科医が解決策伝授

新型コロナで在宅時間が増え、うっとうしい人間関係から少し解放されたかと思えば、今度は孤独感に襲われる…。ほんの小さな悩みでも、誰にも相談できないことがストレスになって、それが大きな重圧になってしまうことだってあるかもしれません。人間は悩み続ける生き物なのでしょう。

元サラリーマンだった精神科医が、仕事や人間関係、生きづらさなど、誰もが抱える悩み、ベスト50について答える一冊が発売されました。

かんき出版の「先生! 毎日けっこうしんどいです。元サラリーマン精神科医がみんなのモヤモヤに答えてみた」で、著者は精神科医の尾林誉史氏。

尾林医師は、元リクルートの社員で、社員時代に社内外多数発生するメンタル問題に多数遭遇。そんな中で、自分も産業医になりたいと思い、会社を退職して弘前大学医学部に学士編入。その後、東京都立松沢病院などを経て、VISION PARTNERメンタルクリニック四谷院長という経歴で、サラリーマンを経験している精神科医という〝変わり種〟です。

本は、「自分の内面」「人間関係」「生きづらさ」「仕事」「日常」の5つの場面の「モヤモヤ ベスト10」、計50の誰もが持っているかもしれない悩みに対して、精神科医としてちょっと別な視点を回答してくれます。

例えば「自分の内面のモヤモヤ第2位」は「世間話のつもりなのに『悪口』といわれる」という悩みがランクインしていますが、この悩みには「主語が『他人』になると悪口に聞こえがち…」などといった解決の仕方を教えてくれます。

ストレスで疲れた心を癒やしたり、悩みを解消したりする方法を知っている人には無用の一冊。でも、悩みに押しつぶされそうになった人には、心を軽くしてくれる一冊かもしれません。

関連記事

ページ上部へ戻る