もはや民泊といえない新しいエンタメ体験! 宿泊してアーティストやブランドの世界観を独占

民泊と言えば、ホテルや旅館ではなく、一般の民家やアパートなどの空いている部屋や泊まることで、新しい宿泊形態として注目されています。海外ではすでに一般的で、日本でも徐々に拡大しています。その民泊を活用した驚くべきサービスが登場しました。

東京・渋谷を中心にユニークな民泊事業などを手がける「ロクヨン」がスタートさせたのが、ブランドやアーティストのファンが泊まって、その世界観や作品を堪能できる新しい民泊事業です。

同社所有のマンション「Yados 神宮前」(渋谷区神宮前2-26-10)をリニューアル。202号室では各界若手アーティストが月替わりで出展する「原宿夜ふかしアート展」、301号室では家具店が始める民泊「セカイクラス」が用意されています。

新型コロナで表現の場が制約されている中で、アーティストにとって新しい表現の場となる一方で、アーティストのファンにとっては、プライベートな宿泊空間でそのアーティストの世界観を独占できるわけで、これはもはや民泊事業の殻を破った新しいエンタメ体験といえるでしょう。

202号室の「夜ふかしアート展」は、1~2か月ごとにイラストレーター、動画クリエイター、フォトグラファーなどのアーティストやクリエイターとコラボし、ファンに向けた期間限定の宿泊空間となります。

民泊といっても、普通なら泊まる場所は単なる居住空間で、それは日常的なものですが、それがアーティストやクリエイターの作品が展示されることで非日常的な空間となり、宿泊ゲストは鑑賞だけではなく、アーティストと共に空間をデザインすることにもなりそうです。

5月30日までの「夜ふかしアート展」は、水墨表現の可能性を追求しているCHiNPANさん。

301号室の「セカイクラス」は、世界中から集められたヴィンテージ家具やアートが配置され、「世界の暮らしに触れ合うことのできる空間」となっているそうです。

関連記事

ページ上部へ戻る