日本初!自宅から操作する水中ドローンが水族館に潜入 9月末閉館の「京急油壺マリンパーク」で

神奈川県三浦市、三浦半島の先端にある「京急油壺マリンパーク」と言えば、かつて三浦半島の観光ポイントの1つとも言えた水族館でした。1968年に開業した当時は〝東洋一〟といわれた大回遊水槽などがあり、1979年には88万人の年間来館者を記録しています。

しかし、建物や設備の老朽化が進み、今年9月末で閉館することが決まっています。

その「京急油壺マリンパーク」が7月5日から、日本で初めて、営業時間外でも全国どこからでも、自宅にいながら水中ドローンを操作し、その映像を楽しむことができるという画期的なサービスを開始します。

閉館することが決まり、「子どもの頃によく行ったマリンパークにもう一度、子どもを連れて行きたい」「今は近くに住んでいないので行くことができない」といった声が多数届いたため、そうした声に応えるため実施するそうです。

事前に予約し、自分のPCやタブレットなどから、同館の「回遊水槽」内で水中ドローンを操作します。利用可能時間は午前9時から、翌朝の8時までの23時間ですので、日中はもちろん、早朝、深夜など通常は見ることができないオオメジロサメをはじめさまざまな魚の映像を楽しめます。

1回あたり約10分間の操作が可能となりますが、料金が1回500円(税込み)となります。

同館は、9月末の閉館後も、魚などが他の水族館に引っ越しするまで飼育管理しますが、閉館後は入園料収入などがなくなるので、水中ドローン料金は経費を差し引いた残りを全額、餌代に充当するそうです。

また、ドローン経費を差し引いた利益が餌代を上回った場合は、神奈川県立こども医療センターに全額寄付するとのことです。 予約は専用サイトで、6日前から可能。

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