「香害」ってご存じ?人工的で過剰な香料によって頭痛やめまいに悩む人も

洗剤や化粧品など良い香り代名詞と考えられますが、世の中には、柔軟剤や化粧品などの人工的で過剰な香料により、頭痛やめまい、吐き気などの体調不良を引き起こす人もいるそうです。化学物質過敏症の原因のひとつで、「香害」と呼ばれているそうです。

無添加石けんで知られる「シャボン玉石けん」(福岡県北九州市)が、「香害」の被害が増えやすい6月から7月の2か月間を「無香料・無添加石けん月間」とし、社会の理解促進に向けた活動を実施しています。

同社の香料や化学物質に関するアンケート調査(2023年5月実施)によると、67%が人工的な香料で不快に感じた経験があり、40%が体調不良を経験しているそうです。しかし、周りや専門家へ相談しやすいと回答した方は11%しかいなかったそうです。

自分にとっては心地よい香りでも、人工的な香料は他人にとっては体調不良を引き起こすなど苦痛な害となることがあるという認知や、香料不使用の商品を活用するなど、社会的な配慮、理解が求められています。

このため同社は、新たなグラフィックによる意見広告や香害・化学物質過敏症の方をサポートする「香害」マークを制作。また、福岡県北九州市の小倉駅前での商品サンプリングや百貨店小倉井筒屋「いづつや饅頭」とシャボンちゃんのコラボレーション、シャボン玉石けん商品プレゼント企画などを実施するそうです。

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