新規事業、6割以上の企業が失敗!失敗の要因は「アイデア」と「社内調整」

企業の6割以上が新規事業に失敗している-。
IT系のコンサルから開発まで一貫して行う「スーパーソフトウエア 東京オフィス」がこのほど実施した「新規事業に関する成功度調査」で、こんな結果が分かりました。

調査で、「自社の新規事業の成功度としてはどれくらいだと思うか?」と聴いたところ、「非常に成功している」が12.7%、「どちらかというと成功している」が27.3%、「あまり成功に至ってない」が48.9%、「全く成功に至ってない」が11.1%という回答になり、「あまり成功に至ってない」と「全く成功に至ってない」を合わせると、失敗しているとの回答が60%となったそうです。

あまり成功に至ってない、全く成功に至ってない、と回答した人に「失敗の要因は何か」と質問したところ、「社内調整が上手くいかなかった」が20.5%、「顧客のニーズがあまりなかった」が9.9%、「強い競合相手がいた」が13.9%、「新規事業の市場環境が悪かった」が16.8%、「そもそもアイデアがあまりよくなかった」が21.6%、「想定よりコストがかかりすぎた」が16.8%、「その他」が0.5%だったそうです。

また、「自社の人材が新規事業を推進していくために、今以上に強化していかなければならない能力は何か」との質問では、「論理的に思考・説明する力」が10.6%、「新たな発想を生み出す思考力」が11.2%、「実行に向けて多様な人材を巻き込む力」が19.4%、「苦難を乗り越え最後までやり遂げる力」が11.6%、「専門外の知識のキャッチアップ力」が15.4%、「曖昧で抽象的な情報を具体化して実行する力」が9.7%、「リスクを恐れず新たな挑戦をする力」が10.5%、「マーケットや顧客に関する知識」が10.9%、「その他」が0.7%となったそうです。

失敗の要因では「そもそもアイデアがあまりよくなかった」に次いで「社内調整が上手くいかなかった」とされ、成功の鍵は「実行に向けて多様な人材を巻き込む力」となっており、新規事業のアイデアと、その実現に向けた社内調整が必要になっているようです。

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