極細ペンのガリガリ感を軽減したジェルボールペン ゼブラがペン上部に独自機構搭載の「サラサナノ 0.38」

手帳の小型化などを背景とし、極細タイプのボールペンの人気が高まっている中で、「ゼブラ」が12月4日、独自機構を搭載し極細ペンのガリガリ感を軽減したジェルボールペン「サラサナノ0.38」を発売します。

同社の主力ジェルボールペン「サラサクリップ」でも0.3~0.4ミリのボール径が売り上げの約3割を占めているそうですが、極細タイプのボールペンは、小さいペン先に筆圧が集中し、紙にペン先がめり込んで筆記時にガリガリするという課題があったそうです。

「サラサナノ 0.38」は、ペンの上部にスプリングを加えた機構を採用。このスプリングが伸縮してクッション効果を果たし、筆圧に応じて中芯を上下に動くようにしたことで、従来品と比べてガリガリ感を軽減することが可能となったそうです。その結果インクが安定して出て、くっきりときれいな線で書くことができるそうです。

ジェルボールペンは軽い書き心地が特長といえますが、これまでガリガリ感を軽減するためインクやペン先の見直しなどを進めたそうですが開発に苦労。そんな中でヒントになったのは、ゼブラの折れないシャープペン「デルガード」の機構。「デルガード」は力が加わった時に芯が折れるのを防ぐため、軸に内蔵されたスプリングが作動し芯をガードするため、極細タイプのジェルボールペンにもスプリングを加えたら、ガリガリ感を軽減できるのではないかと「サラサナノ」の開発者がひらめいたそうです。

また「サラサナノ」は、筆記を安定させるために先端部分を金属製にし、書きやすさを追求しています。

価格は220円(税込み)。ボール径は0.38ミリでインクは黒、青、赤、ピンク、オレンジの5色。

関連記事

ページ上部へ戻る