1963年に刊行された絵本「ぐりとぐら」。幼いころに読んだことがある人も多いと思いますが、「福音館書店」が刊行60周年を記念して、世界で一つだけの〝お誕生日の本〟が作れる「ぐりとぐらのバースデイブック」を発売します。
これまで幼稚園・保育園向けに販売されていた「ぐりとぐらから おたんじょうびおめでとう」の装いを新たにして、一般発売するものだそうです。

「ぐりとぐら」は月刊絵本「こどものとも」1963年12月号として発売されたシリーズ。
料理や食べることが大好きな2匹の野ねずみ「ぐりとぐら」が主人公で、これまで物語絵本7作品に加え、ぐりとぐらの1年間を絵でつづった「ぐりとぐらの1ねんかん」、耳に残るリズムあふれる文と絵が特長の「ぐりとぐらかるた」などの関連作が刊行され、シリーズの累計発行部数は2,187万部に達するそうです。

著者は、保育園に勤務のかたわら、創作をはじめた中川李枝子（なかがわりえこ）さんと、中川さんの実妹の山脇百合子（やまわきゆりこ）さんで、２人とも多数の作品を生み出しています。

新発売する「ぐりとぐらのバースデイブック」は、名前やメッセージを書き込んだり、手形や足形を取ったり、写真を貼ったりして、子どもの成長の記録を残しながら、ぐりとぐらと一緒に世界で一冊だけのバースデイブックを作れます。ぐりとぐらからの手紙と特製シールもついています。

サイズは19センチ×23センチでページ数は20ページ。定価は1,650円 （税込み）。