水の災害、「不安を感じている」が6割超 ミツカン水の文化センター「水にかかわる生活意識調査」

台風や豪雨など水の災害が頻発する時代。そうした中で、水の災害に「不安を感じている」人が6割超に達している-。
こんな結果が、「ミツカン水の文化センター」がこのほど実施した「水にかかわる生活意識調査」で分かりました。

創業以来、水と深く関わってきたミツカングループは1999年に「水の文化センター」を設立。研究事業や一般生活者の啓発活動の基礎資料とするため、1995年から毎年6月ごろ、定点調査として「水にかかわる生活意識調査」を実施しています。

今回調査は第29回目となり東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)、大阪圏(大阪、兵庫、京都)、中京圏(愛知、三重、岐阜)に住む20代~60代の男女1,500人を対象に実施。 
調査で、水の災害が起こることへの不安について聞いたところ、「いつも感じている」が13.9%、「時々感じている」が46.3%、「あまり感じていない」30.5%、「全く感じていない」9.3%となりました。
「いつも感じている」と「時々感じている」を合わせた〝不安を感じている人〟が60.2%となり、多くの人が水の災害への不安を持っていることが分かりました。

この調査は、東京圏、大阪圏、中京圏の人を対象としているため、台風の通り道となる九州も対象にすると、不安に感じている人はさらに増えるかも知れません。

また、調査で「不安に感じている災害」を聞いたところ、1位「台風」、2位「地震」、3位「ゲリラ豪雨」と、トップ3は前回調査(2021年)と同様。その一方、「線状降水帯」が前回から7.1ポイント増え、12位から4位に急上昇しています。

昨年から気象庁が気象情報で「線状降水帯」のキーワードを使った呼びかけなどを実施し、メディア報道が増えたことも影響しているものと考えられるそうです。

関連記事

ページ上部へ戻る