純米酒「箱根山」の酒粕を使用した変わり風呂「箱根小涌園 元湯 森の湯」が期間限定で

箱根最大級の本格日帰り温泉「箱根小涌園 元湯 森の湯」(神奈川県箱根町)で3月31日までの期間限定で、寛政元年(1789年)創業の老舗酒蔵「井上酒造株式会社」と協力、代表銘柄の純米酒「箱根山」の「酒粕」を使用した変わり風呂が提供されています。

「酒粕」には、原料である米や米麹、酵母由来の炭水化物やたんぱく質、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれており、食用でも美容の面でも効果が期待されています。しかしその一方、国内で年間1,800トンもの「酒粕」が産業廃棄物として捨てられているそうです。

井上酒造でも、「酒粕」を加工品業者に卸すなど廃棄量を減らす工夫をしているものの、日本酒の需要も回復状況が見られることから増産態勢に入り酒粕が供給過多となり余剰がさらに増加しているそうです。そこで「元湯 森の湯」で再活用し、健康と美容の手助けと、資源の活用にわずかながら貢献することを目指すそうです。

湯の効能としては、天然保湿因子セラミドによる「保湿効果」や、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑えるコウジ酸やアルブチンなどによる「美肌効果」が期待されます。
「元湯 森の湯」の泉質(ナトリウム-塩化物温泉)との相乗効果で体の芯から温まり、「血行促進」「お肌の保湿」などの健康と美容に適した温泉となっているそうです。

また、隣接する旅館の「箱根小涌園 天悠」では「井上酒造」とタッグを組み、箱根小涌園内に湧き出る天然水と地元産の米を使用したオリジナル日本酒の製造をスタートしており、6月ごろの販売を目指しています。

温泉の入場料(税込み)は大人(中学生以上)1,500円、こども(3歳~小学生)1,000円。

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