なぜか癒やされる「人がひとに戻っていく」動画 長崎県・宇久島がYouTubeで魅力発信

長崎県佐世保市の宇久島は、五島列島最北端に位置する面積約24.93平方キロメートルの島です。そこには多様で豊かな自然があり、文化が息づき、人々が〝人として〟生活を営んでいます。

そんな宇久島の魅力をもっと知ってもらおうと、「宇久町観光協会」がこのほど、動画「宇久島」をYouTubeで公開しました。宇久島の歴史を縦糸にし、現在の生活を横糸にした動画ですが、「人がひとに戻っていく」という宇久島を知ることで、なぜか癒やされます。

宇久島では、平安時代後期の1187年、平清盛の異母兄弟である平家盛が壇ノ浦の戦いの後、都落ちして島に流れ着き、漁師に助けられたと伝えられています。その後、島の領主となった家盛は宇久氏と名乗り、以降7代約200年に渡って宇久島を統治し、その後、五島氏と五島列島を統一したことで宇久島は五島文化の発祥の地と伝えられています。

動画は、大城規彦さんが演じる平家盛、塩田みうさんが演じる現代の旅行者の2人が主人公。

島に漂着した家盛が島の自然や風土によって癒されていく軌跡・奇跡を、島の暮らしとともに描く一方で、現在の旅行者の女性は、島内でソロキャンプをしながらレンタサイクルで周遊し、島の人々と触れ合い、宇久島の魅力や島に息づく平家盛の軌跡を発見。

この2つのストーリーが時にはシンクロしながら、島の魅力を紡ぎ、旅行者の女性が「この島では人がひとに戻っていく」と呟きます。

動画を製作したのは宇久町観光協会で、ロケは全て宇久島で行い、エキストラも島の人々が参加。歌唱する小学生や、埠頭から透明な海に飛び込む中・高校生など島内参加型のチーム宇久島が結成されたそうです。

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