「自転車ヘルメット着用、23年から義務化」でどうする? 帽子タイプヘルメットに関心集まる

2023年4月1日から全ての自転車利用者にヘルメットの着用が義務づけられるそうです。努力義務ですから罰則はありませんが、事故の被害者でけがをした場合など、ヘルメットを着用していなかったことが、後々の交渉で不利になったりするかもしれません。

警察庁によると、2017〜2021年に自転車乗車中の事故で亡くなった2145人のうち、約6割の1237人は頭部に致命傷を負っていました。死傷者に占める死者の割合を示す「致死率」は、着用者が0.26%だったのに対し、非着用者は約2.2倍の0.59%。ヘルメットの着用が命を救うことになるようです。

とはいっても、大人が自転車でヘルメットを被るのも〝かっこ悪い〟と感じてる人も多いようです。

そうした人に今、注目されているのが、帽子タイプのヘルメット。自転車用ヘルメット国内トップで、帽子タイプのヘルメットを販売している「オージーケーカブト」(大阪府東大阪市)は、問い合わせなどが相次いでいるそうです。

同社は12月から本格発売をした「LIBERO(リベロ)」や、すでに発売しているハットタイプ「SICURE(シクレ)」、アウトドアスタイルの「DAYS(デイズ)」など、従来のスポーツタイプヘルメットとは一線を画したカジュアルな自転車用ヘルメットを発売しています。

この「LIBERO」はキャップタイプの帽子をかぶせた自転車用ヘルメットで、自転車用のSG基準の安全性を満たした軽量インモールド成型のヘルメットに、キャップタイプのヘルメットカバーをかぶせたモデル。

帽子は5方型のキャップスタイルを採用し、つばのエッジ部分のパイピングや、アイレット(菊穴)などの細部にもこだわり、より自然なキャップスタイルに見えるようデザインとなっているそうです。

こうした帽子型ヘルメットなら、ヘルメットらしくなく、男女とも街に溶け込むスタイルとなりそうです。

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