ふるさと納税の返礼品に隈研吾氏がデザインの椅子 北海道東川町が限定10脚で寄附募集開始

北海道東川町は、建築家・隈研吾氏がデザインし、町内家具事業者が製作した2種類の椅子を、ふるさと納税の返礼品として登録し、寄附の募集受付を開始しました。

製作した椅子は「スケスケ」と「マゲマゲ」と題された2種。いずれも隈研吾氏がデザインし、「スケスケ」は「ウッドワーク」が限定10脚で製作、「マゲマゲ」を「プレステージジャパン」が50脚製作したそうです。

世界的建築家の隈研吾氏と東川町は、隈研吾&東川町「KAGUコンペ」の開催や隈建築都市設計事務所の新拠点を東川町が建設した「KAGUの家」に開設するなど、これまでさまざまな連携を進めてきたそうです。

新型コロナ感染症の拡大から急速に普及したリモートワークでの働き方が日常となるなどワークスタイルが多様化する中で、固定された職場からの解放など、隈氏は新たなオフィスの在り方を提唱しており、国内有数の家具産地である東川町が連携することで地域経済の発展を図ることも期待されているそうです。

今回は、その取り組みの一つとして、隈氏がデザインし、高い技術を持つ東川町内の家具事業所が制作したオリジナル椅子の開発が実現したことになります。

「スケスケ」は東川町の自然に溶けてしまうような、繊細さを追求。3ミリという薄い材料を紡いで出来上がった椅子は、東川町の家具の技術力の高さを発信しているそうです。

「マゲマゲ」は9ミリという極薄の積層合板を曲げて接着することによって、薄さと強度を両立し、しかも、人間の体の曲線に馴染む、有機的なカーブを持つ椅子となっています。

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