新卒時代のテレアポ業務「大変だった」が9割 でも6割は「現在の仕事に活きている」

新卒社員時代のテレアポ業務。「大変だった」と考えている人は9割。一方、「現在の仕事に活きている」と感じている人が6割-。
ソフトウェアデータベースの開発などを手がける「RevComm(レブコム)」(東京都渋谷区)の「新卒時のテレアポ実態調査」でこんな結果が分かりました。

調査は4月6、7日、インターネットで実施し、新卒時代にテレアポ業務を行っていた20代〜30代の会社員316人から有効回答を得ました。

「新卒時代のテレアポ業務を振り返ってみて『大変だった』と思うか」と聞いたところ、「非常にそう思う」が69.0%、「ややそう思う」が23.7%、「あまりそう思わない」5.4%、「全くそう思わない」0.6%などとなり、90%以上が「大変だった」と思っていることが分かりました。

「大変だった」と回答した人にその理由を尋ねた(複数回答)ところ「なかなか成果につながらなかったから」が59.0%、「モチベーションの維持が難しかったから」が49.5%、「ノルマのプレッシャーがあったから」が42.3%などとなりました。

自由記述では「大卒であまり電話の経験もなく、敬語も上手く使えず、ビジネスマナーが不足していたため。緊張していて相手の言葉もうまく聞き取れなかった(30歳)」、「対人ではないコミュニケーションが難しく感じた(29歳)」、「なかなかアポにつながらず何件も電話をしなければならなくて辛かった(31歳)」、「上手い返しが出来なかった。違う質問をされたら答えられなかった(29歳)」などの声があったそうです。

また、「テレアポを通して身につけたこと(スキルやマインドなど)が現在の仕事にも活きていると思うか」との問いでは、「非常にそう思う」が20.5%、「ややそう思う」が44.0%となり、60%以上が今の仕事に役立ったいると考えていることが分かりました。

今の仕事に活きているものとしては「精神的なタフさ」(53.4%)や「ビジネスマナー」(52.0%)、「会話の中の切り返し力」(48.5%)、「相手のニーズを把握する傾聴力」(42.2%)、「相手から好意・興味を持ってもらうスキル」(36.8%)などとなっています。

自由回答では「普段から会社に電話がかかってきても1番に電話をとるぐらいに電話に対して抵抗がなくなった(29歳)」、「仕事に向かう粘り強さ(39歳)」、「お客様からのクレームにある程度対応できるようになった気がする(37歳)」、「基本何か文句を言われても、心で一呼吸置いて、受け応えできる(37歳)」などの声がありました。

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