鬼怒川温泉「界 鬼怒川」で生産者と行うご当地文化体験 黒羽藍染の工房ツアー、オリジナルバックのプレゼントも

新型コロナの先行きはまだ見通せませんが、どうせ旅行に行くのなら人気観光地で景観や食事を楽しむのもいいですが、その地域の文化や伝統に触れることも旅の楽しみではないでしょうか。

そんな旅を楽しんでもらいたいと、栃木県の鬼怒川温泉にある温泉旅館「界 鬼怒川」が3月28日まで、「200年の歴史を継ぐ黒羽藍染の若手職人による工房ツアー」を開催しています。

栃木県伝統工芸品「黒羽藍染」の技を今に伝える若手職人の小沼雄大氏の案内で工房を見学。デザインから型紙制作、染め上げまでの全工程を担う小沼氏の技や使い込まれた道具、200年引き継がれてきた藍甕(あいがめ)を見ることができます。

また、老舗紺屋ならではの伝統的な模様から、小沼氏が生み出したオリジナルのものなど、約6000種もある模様の中から生まれた作品や、その元となる型紙を見学できるそうです。

工房では、小沼氏から黒羽藍染の特徴や歴史の説明を受けた後、実際に小沼氏が使っている型紙や道具、藍甕を見学しながら、「型染め」と呼ばれる伝統技法のプロセスを教えてもらえ、デザイン考案から、染めるための型紙づくり、糊付け、染色、洗い、乾燥など、多くの工程が職人一人の手で行われていることを知ることができるそうです。 また、一見、深い茶色に見える藍甕の液を通した布がなぜ、鮮やかな藍色になるのか、どのように濃淡をつけるか、その秘密を代々引き継がれてきた藍場を見ながら解説してもらえるそうです。

「界 鬼怒川」では、いたる所で黒羽藍染に触れることができ、客室には小沼氏が手がけたベッドライナーや障子、クッションなどを設え、中庭を囲む通路には麻の葉模様が施された藍染めの灯籠が並び、夕暮れ時になると暖かい光が足元を照らすそうです。

ツアー参加者の特典として、小沼氏が今回のために制作したオリジナルのバックのプレゼントがあり、型染めで染め上げられた菊の柄と小沼氏オリジナルの模様の2種から選ぶことができるそうです。

工房ツアーを含めた滞在スケジュールの例

<1日目>

15:00  チェックイン・ご当地部屋で黒羽藍染のアイテムに触れる

16:00  オリジナルバックを持って温泉へ

17:00  入浴後は黒羽藍染の団扇が並ぶ湯上がり処で湯涼み

17:30  夕食

<2日目>

08:00  朝食

12:00  チェックアウト

13:00  「200年の歴史を継ぐ黒羽藍染の若手職人による工房ツアー」

15:00  終了

「200年の歴史を継ぐ黒羽藍染の若手職人による工房ツアー」の料金は1人9,000円(税込、宿泊費別)。

関連記事

ページ上部へ戻る