「リサイクル土」で作る美濃焼の「Re-食器」 使用済陶磁器を20%使用
- 2021/12/7
- ライフスタイル
現在、サスティナブルな社会の構築が課題となっています。そんな社会を作るために多様な取り組みが進められていますが、さまざまなモノをリサイクルするということも重要な視点です。
そうした中、岐阜県土岐市の陶磁器・雑貨卸売「二明商店」がこのほど、使用済み陶磁器が20%含まれた美濃焼のリサイクル食器「Re-食器」を、公式ECサイトで発売しました。
陶磁器は「陶土」という天然資源が原料ですが、陶磁器は捨ててしまうとそのまま土に還らず、1万年経ってもその形を残すため「陶土」に戻ることはありません。
そのため、自治体などが回収した使用済み陶磁器を、1ミリ以下に粉砕して陶土に混ぜて「リサイクル土」を作り、そのリサイクル土を使って「Re-食器」を開発したそうです。
「Re-食器」のサイクルはゴミ削減、埋立地拡大の抑制や天然資源である陶土の節約といった環境保全につながり、環境保全に役立つと認定された商品につけられるエコマークの認定を受けた商品となりました。
今回発売したのは「深緑」「紺青」「薄墨」の3種類で、「Re-食器の普及と、お客様がRe-食器を選ぶ際の選択肢を増やす」という「二明商店」のテーマに沿って、どのシーンでも使いやすいシンプルなデザインに仕立てたそうです。
色付きの釉薬で仕上げることで、小丼と小皿から始まり、様々なサイズなどバリエーションを増やし、「Re-食器」の購入の選択肢を増やせるようにしてあります。
価格(税込み)は小丼が990円、三角小皿が715円、5寸皿が880円、 7寸深皿が1,100円。