高校生の就職支援など支援する「ジョブドラフト」を運営する「ジンジブ」（大阪市）がこのほど、学歴に関わらず早くから社会に出て活躍している若者の姿を紹介するYouTubeチャンネル「ミライのリーダーズ」を開設しました。

学歴や性別などに関わらない多様性社会の創出が求められている中で、早くから社会に出て若手〝人財〟が活躍している事例を伝えることで、高卒者を始めとした若者と企業、社会にとっての明るい未来の実現を目指すそうです。

同社によると、高校生の就職活動は、学校を通した学校斡旋での就職活動が一般的で、「１人１社制」、文字情報のみの求人票での情報収集、短期スケジュールなど特有の仕組みがあります。求人数は年々増加傾向にあり、内定率も99%と高いですが、採用時のミスマッチや、入社後の早期離職が課題視されているそうです。

また、求人数は年々増加傾向にある一方で、高校生求人における製造業の割合は約40％、IT業の割合はわずか約１％と、いまだ高卒採用を行う業界には大きな偏りがあるそうです。

このため、「ジンジブ」は高卒者を始めとした学歴に関わらず活躍する「未来の幹部候補」である若手〝人財〟の活躍事例を発信し、企業や社会が持つ彼らのイメージアップを図り、早くから社会に出る若者のポテンシャルを伝えることが必要と「ミライのリーダーズ」を開設したそうです。

「ミライのリーダーズ」は、学歴に関わらず早くから社会に出て活躍している若者の姿やインタビュー、若手〝人財〟の活躍に関するノウハウ動画を通して、彼らの魅力や可能性を発信。チャンネルを通じて、今までに採用をしていなかった企業が高卒新卒採用を始めとした若手の採用を開始することや、社会全体の理解が深まることで、高校生や若手人財が就職の幅を広げ、自分の意志で進路を決めることができる社会を目指すとしています。