キャンプは森林を年間レンタルする時代に!? 「forenta」がフランチャイズ展開もスタート

世の中は相変わらずのキャンプブームです。キャンプと言えば用意したテントを設置して、持参した食材で料理。そして自然を楽しむものと思っていたら、手ぶらで気軽に豪華なキャンプを楽しむグランピングが登場。あれよあれよという間に全国に広がりました。

キャンプと一口に言っても、楽しみ方は人それぞれですから、非日常を楽しみ、自分を解放できればそれでいいのでしょう。

そうした中、キャンパー向け森林レンタルサービスも登場しました。岐阜県東白川村の「山共」が展開している事業「forenta」で、キャンパー向け森林レンタルサービスの先駆けとして2021年1月からスタートしているそうです。

「forenta」は、利用頻度の低い森林を自然な状態のまま、キャンプ用に年間契約で貸し出すスキームで、キャンパーは利用規約に則った上で区画内での樹木の採取やたき火もでき、ソロキャンプやブッシュクラフトなど自分のスタイルに合わせて自由なキャンプができるそうです。現在は、57区画全てが契約済みという人気だそうです。

このため、活用されていない森林持つ森林所有者の関心も集め、「山共」はこのほど、フランチャイズ展開を開始。第1号として静岡市の「ソマウッド、第2号として静岡県伊東市の「宇佐美麦酒製造」と契約を結んだそうです。

このフランチャイズ展開で新たに誕生したのが静岡県伊東市の「宇佐美キャンプエリア」と、静岡市の「清水キャンプエリア」。

「宇佐美キャンプエリア」は、相模湾を臨むミカン畑をキャンプ区画にした「ファームゾーン」と静かな森林の中で過ごせる「フォレストゾーン」で構成。東京から車や電車でおよそ2時間という場所で、夏には海水浴の後にキャンプ、秋から冬には契約した区画内に植えられているミカンを自由に採ることもできるそうです。

「清水キャンプエリア」は、東京と名古屋のちょうど中間に位置し、新東名高速道路清水連絡路、清水いはらICより車で20分。落ち着いた山村地帯で川の流れや鳥の鳴き声を聞きながら静かに過ごすことができるエリアとなっています。全体的に平坦な場所で立木もあるので、テントやハンモックでのキャンプにオススメだそうです。

グランピングの次は、森林を年間でレンタルするというキャンプの楽しみ方が注目されそうです。

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