空海の立体曼荼羅VR作品を再上演 東京国立博物館内シアターとオンライン映像配信

「東京国立博物館」と「国立文化財機構文化財活用センター」「凸版印刷」は13日から12月25日まで、「真言宗総本山 教王護国寺(東寺)」(京都市)が所蔵する21体の仏像で構成される立体曼荼羅を再現したVR作品「空海 祈りの形」を、東京国立博物館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」での上演と「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」でのオンライン映像配信にて同時公開します。

「空海 祈りの形」は、弘法大師空海が日本で完成させた真言密教の歴史と、東寺講堂に安置されている平安時代前期に作られた密教彫刻の最高傑作である立体曼荼羅を紹介するもので、2019年に初上演されています。

国宝16体、重要文化財5体の合計21体の仏像について、立体形状計測と高精細デジタル撮影によるデジタルアーカイブを実施し、凸版印刷のVR技術で仏像すべてを高精細に再現していて、現地では見ることが難しい角度や位置から1体1体を拡大するなど、VRならではの視点で立体曼荼羅を鑑賞できる作品。

今回はニューノーマル時代に即した文化鑑賞体験の場として、動画配信プラットフォーム「ニコニコチャンネル」に「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」公式チャンネルを初開設。「空海 祈りの形」は配信第1作となります。

東博内のミュージアムシアターでは4K高精細映像を大スクリーンで鑑賞し、オンライン映像配信ではスマートフォンやPCなどからパーソナルに視聴することが可能になり、場所や時間を問わずVR作品を楽しめる機会となります。

東京国立博物館東洋館「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」の鑑賞料金は高校生以上600円、中学生・小学生300円。

オンライン映像配信はニコニコチャンネル内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」。ニコニコサービスへの会員登録、ログインが必要で、料金は300円(税込み)。

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