革新的!味噌とは言えない〝味噌〟 新しい大豆発酵食品「発酵そみファ」

塩分の摂り過ぎは体に良くないと言われています。高血圧や心臓病などを引き起こす原因になりかねないためで、世界保健機構(WHO)は2013年のガイドラインで、成人の食塩摂取量の目標値を1日当たり5グラム未満としています。

では、日本人はいったいどの程度食塩を摂取しているのでしょう。厚労省の調査では2019年で1日当たり男性が10.9グラム、女性が9.3グラムです。厚労省の推奨は男性7.5グラム未満、女性が6.5グラム未満です。

最近は、新型コロナ影響でデリバリーやテイクアウトなどを利用する機会が増えているようですが、そうした料理は塩分が多い可能性もあり、注意も必要です。

味噌や醤油など伝統的な発酵食品にも塩分が多く含まれていますが、塩分ゼロという革新的な大豆発酵食品が誕生しました。

全農ビジネスサポートが先ごろ、全農が運営するECサイト「JAタウン」で予約販売を開始した「発酵そみファ」。「味噌-塩分+α」だから「発酵そみファ」という名称だそうです。

「発酵そみファ」は、味噌造りの「山印醸造」が、伝統的な味噌の造りと同じ国産大豆、同じ国産の米、同じ麹菌を使いながら、食塩を使用せずに丁寧に発酵、熟成させて造ったそうで、いわば〝新たな伝統食品〟ということになります。

実は、味噌は、食塩を使用しなければ味噌と表示できないことになっており、味噌とほとんど同じように造っても「発酵そみファ」は、「味噌」であっても「味噌」ではないことになります。

「発酵そみファ」は塩分を気にする必要がない発酵した良質な大豆蛋白ですので、サラダで使ったり、スイーツを作ってみたり、ラーメンに入れたりと、さまざまな使い方が考えられます。まさに革新的な大豆発酵食品となります。

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