コロナワクチン接種に「アウトランダーPHEV」 三菱自動車が港区に提供
- 2021/5/6
- ビジネス
新型コロナウイルス感染症を予防するワクチンは、やっと7月末に高齢者への接種が終わりそうですが、国民全員へはまだ当分先になりそうです。ワクチンの確保や注射をする医師や看護師、流通の確保など解決すべき難しい問題が多々ありそうです。
三菱自動車は、少しでも接種が進むようにと、新型コロナワクチン巡回接種用車両として東京都港区へ、プラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」を無償貸与したそうです。
プラグインハイブリッドは、コンセントから差込プラグを用いて直接バッテリーに充電できるハイブリッド車です。
「アウトランダーPHEV」は、AC100V、最大1500Wの給電が可能な給電機能を標準装備していて、これを利用してラゲッジルーム内の冷凍庫へ給電することで、移動中にワクチン輸送用保冷剤を冷却することが可能で、ワクチン接種に伴う訪問医療チームの巡回などに活用できるということだそうです。
また、これから夏の台風や豪雨の季節にもなり、自然災害などによる不測の停電に備え、自家発電設備のないワクチン接種会場のバックアップ電源としての役割も期待できます。
ワクチン接種は、新型コロナの封じ込めの決め手にもなり、スムーズな接種が求められます。こうした民間の協力もこれからは重要になってきそうです。