室内でも盆栽が楽しめる盆栽用育成ライト 陽の当たらない環境でも盆栽育成が可能に

盆栽業界では室内での盆栽育成は不可能と言われているそうですが、そんな常識を覆すライトが登場しました。

植物育成ライト「Helios Green LEDシリーズ」のメーカー「JPP」(埼玉県春日部市)と、日本の伝統文化である盆栽を世界に伝える集団 TRADMAN’S BONSAIを運営する「松葉屋」(東京都荒川区)が共同開発した盆栽用育成ライト「TRADMAN’S BONSAI LIGHT」で、10月1日から予約販売がスタートします。

現在、盆栽は日本の若い世代だけでなく、海外からも注目を集める日本の文化といえます。その人気の高まりにつれ、室内での鑑賞や育成をしたいという声が強く聞こえるようになっていますが、盆栽業界では盆栽の室内育成は不可能と言われてきました。

数日間の室内鑑賞は可能だそうですが、室内で管理された盆栽は光合成に必要とする光量の不足などにより、樹勢を失い盆栽が弱ったり、新芽が出なかったりするなどのトラブル発生が避けられません。

「TRADMAN’S BONSAI LIGHT」は、UV(紫外線)を含むLEDチップを採用。紫外線は植物にとって適度なストレスとなり、徒長の防止や自己免疫力を高めると言われています。同ライトは人体に影響のない波長域の紫外線を採用し、盆栽に適度なストレスを与え、育成を促進するそうです。

この結果、単に室内で盆栽の状態を長期間キープするだけではなく、新芽・葉の育成も可能になりました。
これにより床間や一人暮らしのお部屋など、日常的に陽の当たらない環境でも盆栽を育成することができ、盆栽初心者から上級者まで幅広い層の人々が盆栽を室内で楽しむことが可能となるそうです。

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