世界初!社員のAIクローンにも給与を支給 パーソナルAI開発「オルツ」が生産性向上と経済的メリットの両立で

パーソナルAIの開発、実用化を手がけ、従来から全社員のAI化(AIクローン化)を進めている「オルツ」(東京都港区)が、自社の大規模言語モデル「LHTM-2」を基盤としたノーコード生成AIプラットフォーム「altBRAIN(オルツブレイン)」で、全社員が自分自身のクローンである「BRAIN」を生成し、クローンが働いた分の給与も社員に支給する給与システムをスタートさせました。

同社によると、社員のAIクローンの活動量に応じて社員本人に給与を追加支給する給与システムの導入は世界初だそうです。

同社では現在、約100人が勤務しており、社員一人ひとりのクローンを生成・活用し、日常の業務や情報共有をAIに代替させる取り組みを行っているそうです。

個々のクローンには、〝AI GIJIROKU〟によって集積した商談や社内会議の内容、ビジネス用のメッセージングアプリSlackでの日々のコミュニケーション情報、ドキュメントなど業務で使用しているGoogleの各種データ、指定したウェブサイト上の情報やCSV、PDFなどの各種データを連携するほか、趣味や嗜好も学習させることで、本人の思考を再現できるレベルに到達するよう学習させています。

クローンは、時間や場所の制約を受けないため、社員本人が休暇を取得した場合でも、他の社員からの質問に受け答えをしたり、社員本人に代わって業務を行ったりすることが可能。そのため、業務の持続性や生産性が向上し、本人だけでなくチーム全体での柔軟な働き方が実現できるそうです。

また、クローンの活動量に応じて、社員本人に給与を追加支給する給与システムも導入。クローンを活用することで業務効率が向上するとともに、社員自身は人間にしかできない仕事に集中して新たな価値を生み出せるようになり、給与という直接的な利益としても本人に還元されるそうです。

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