台湾の産後ケアノウハウを導入したホテルが登場 東京・江戸川区に「Coral Sango Salon」

台湾で一般的になっている産後ケア専門の宿泊施設がこのほど、東京・江戸川区平井にオープンしました。
異文化の日本で出産した台湾人の母親、仕事と育児を奮闘している日本人の父親、産後ケアに対する情熱を持つ助産師の3人で作ったチームが構想から実現までアイデアを出し合い実現した産後ケアホテル「Coral Sango Salon」で、カラフルな熱帯魚に安らぎを与える珊瑚礁のようなホテルで出産直後の両親に安らぎを提供したいと、珊瑚と産後をかけて名付けたそうです。

産後40日の過ごし方が40年後の婦人科疾患にも大きく関わってくるも言われているため、同ホテルでは、出産による身体へのダメージをより安静に過ごし軽減することを重要視しており、早期社会復帰を促進する産後ケアホテルを目指しているそうです。
また、都心からのアクセスにこだわった立地で、父親が多くの時間を赤ちゃんと過ごせるそうです。

日本では産後ケアへの取り組みが遅れており、同ホテルでは、「ママへの身体的・精神的安らぎの提供」「ママだけでなく、パパや上のお子様へのサポート」をサービスの大きな2軸としているそうです。

台湾では広く産後の栄養摂取は必須と考えられており、その考えを基に産後に特化した和漢食事とお茶を組み合わせて、身体の内側からサポート。自宅での育児とは異なり、規則的な食事と栄養バランスを考慮した食事提供に力を入れているそうです。

食事に加え、安心感を高めるサービスの一環として、24時間いつでも必要に応じて赤ちゃんを預けるサービスもあり、赤ちゃんを心配することなく体をゆっくりと休めることも可能。預かった赤ちゃんは助産師や看護師など、人の手による有資格者のお世話に加え、ベビーコットに取り付けられたAIモニターで母親父親がいつでも確認できるそうです。

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