「水素社会」の認知度は30%以下    UCCが「水素社会に関する意識調査」

「水素社会」という言葉を知っている人、「水素社会」を身近に感じる人はそれぞれ30%以下-。こんな結果が、「UCC上島珈琲」が「Earth hacks」と共同で実施した水素社会に関する独自の意識調査で分かりました。

「Earth hacks」は、生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォームで、博報堂と三井物産の共同プロジェクトから生まれたサービス。
温室効果ガスが地球温暖化に与える影響を二酸化炭素相当量に換算した値(以下CO2e)を従来の製品と比較し、削減率(%)を表示するというユニークなアプローチ「デカボスコア」を企業や団体に提供しているそうです。

調査は、「UCC上島珈琲」がこの「Earth hacks」と共同で実施したもので、日本国内に住む15歳~69歳の男女を対象にし、4129の有効回答がありました。

調査で、「水素」について「どんなイメージをもっているか」(複数回答)と聞いたところ、「次世代のエネルギーである」が34.5%とトップ、以下「爆発・引火しやすい」29.6%、「環境にやさしい」24.0%などとなりました。

次いで、SDGSなどのサスティナブル関連用語を示した上で「あなたが知っている言葉を選んで」(複数回答)と質問すると、最も知られていたのは「SDGS」で71.9%、次いで「再生可能エネルギー」65.8%、「脱炭素」60.9%などとなり、「水素社会」は29.2%にとどまり、あまり認知されていないことが浮き彫りになりました。

また「水素社会はどの程度、あなたにとって身近だと感じるか」との質問では、「とても身近に感じる」が4.9%、「やや身近に感じる」が20.3%ととなり、身近に感じている人は25.2%にとどまり、まだ多くの国民が身近には感じていないことが分かりました。

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