祇園辻利が45年ぶりの新ブランド「ぶぶる」 「揉み茶」を通じてお茶の新スタイルを発信

1860年の創業以来、宇治茶の魅力を追求している「祇園辻利」が20日、45年ぶりとなる新ブランド「ぶぶる」をスタート、JR京都駅2階新幹線中央口前の商業エリア、アスティ京都の「ASTY SQUARE(アスティ スクエア)」に、「ぶぶる」をオープンします。

京都府の南部エリアで生産されている「宇治茶」は、古くから日本を代表するブランド茶。「祇園辻利」は、時代の変化とともに「飲むお茶」だけでなく、〝新しい愉しみ方〟を追求しようと、1978年には、西洋文化のコーヒーや紅茶を超えるお茶の魅力を発信すするため甘味処「茶寮都路里」を開設。今では当たり前となった「食べる、お茶スタイル」の先駆けとして抹茶パフェを発売しました。

その上で、〝自分らしい暮らし〟と向き合うきっかけとなったコロナ禍を経て、「いつもそばにある『お茶』から人々の心と体を整え、潤す体験を届けたい」と新ブランドを構想。

京言葉でお茶を意味する「ぶぶ」を名称に採用し、体験、すなわち「ぶぶ〝る〟(動詞)」とすることで、「飲む」「食べる」に加え、〝自分らしい暮らしに合った、お茶の愉しみ方〟という新スタイルを提案するそうです。

「ぶぶる」では、あえてあえてファンの多い「抹茶(碾茶)」ではなく、茶葉の素材に応じた使い分けを可能とする老舗ならではの知見と技術でしか成し得ない「揉み茶(煎茶、玉露、ほうじ茶、玄米茶など)」を軸とした商品をラインナップ。
特に「ドリンクジャンル」では、スカッシュやティーシェイク、ティーラテ、オーガニック、ノンカフェインなどの全8種を用意。日本初上陸となる本格的なエスプレッソでの抽出を可能にする茶葉専用ミル機を取り入れるなど、ドリンクに応じた「淹れ方」にも工夫するそうです。

また「揉み茶」の茶葉を練り込んだパンとソイバターを使用し、惣菜やスイーツとして京都らしさを味わえる「ぶぶるさんど」や、そば粉を使用せずヘルシーで豊富な栄養が注目される「シーウィードヌードル(わかめ麺)」に、海苔の風味を彷彿させうま味が食欲をそそる「玉露」の特製つゆをかけて食べる新感覚フード「ぶぶるヌードル」など注目の商品が揃うそうです。

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