仕事の悩みは「給与の低さ」が37.2％で断トツトップ。仕事を辞めたいと思った人は70%以上に－。転職情報メディア「ミライのお仕事」がこのほど実施した「いま抱えている仕事の悩み」についてのアンケート調査で、こんな結果が分かりました。

調査は、社会人経験がある男性136人、女性160人の計296人を対象にインターネットで実施。
「いま抱えている仕事の悩み」を尋ねたところ、37.2%の人が「給与が低い」と回答。２位は「社内の人間関係」で12.8％、3位は「会社の将来・安定性」で9.8％などとなり、「給与が低い」が断トツの１位となりました。

一方、過去にはいわゆる「ブラック企業」の長時間労働などが社会問題になりましたが、「残業が多い」は1.7%にとどまっており、労働環境に関する悩みや不満がかなり減っていることが見受けられます。

給料が低いことについては「勤続20年だが、年収はほとんど変わっていない」
（神奈川・42歳・女性・会社員）、「若い頃は景気も良く順調に賃金も上がっていたが、不景気が続き思うように伸びず」（静岡・44歳・男性・会社員）、「とにかく給料が安いので、旅行にいくこともできない。老後に備えることもきびしい」（宮崎・55歳・男性・会社員）－といった声があったそうです。

また、「仕事を辞めたいと思ったことがあるか」との質問では73.3％が「辞めたいと思ったことがある」と回答。辞めなかった理由については「生活ができない」が38.2％でトップ。「転職は難しい・面倒」が26.4％、「悪いことばかりではない」16.3％、「給料・待遇には満足」5.1％などとなったそうです。

この質問に対しては「待遇や上司に不満は募るが、生活のためには黙々と働くしかないのが辛い」（長崎・45歳・男性・会社員）、「もう会社で這い上がっていくのは難しいのかなと思う。かといって、転職がうまく行くとも限らず、袋小路に入ってしまったような気分」（千葉・46歳・男性・会社員）、「収入をアップしたいが、家庭との両立を考えると働ける時間や場所が限られてしまう」（茨城・36歳・女性・パート／アルバイト）―といったコメントがあったそうです。