かまぼこ屋がビールを造るとどうなる？　そんな疑問に答えるビールが登場します。
創業150年以上にもなる「鈴廣蒲鉾本店」が箱根ビール誕生から25周年を記念して6月1日、箱根ビール「25周年限定醸造 海の恵み」を数量限定で販売します。

「25周年限定醸造 海の恵み」は、かまぼこ製造の研究から生まれた魚由来のアミノ酸「魚肉ペプチド」を使って醸造するクラフトビール。発酵の際に魚由来のアミノ酸が作用することで生み出される、華やかな香りが特徴だそうです。
かまぼこはもちろん、和食の繊細な味とも相性の良いまろやかな味わいに仕上げています。

同社が手がけている箱根ビールが誕生したのは1997年。小田原・風祭の地で厳選した素材と「箱根百年水」を使用し、職人が毎日製造するこだわりのビールとして知られています。
その箱根ビールが誕生から25年となり、「かまぼこ屋が作るクラフトビール」の原点に立ち返り、「かまぼこ屋にしか作れないクラフトビールとは何か」を追求したものが、唯一無二のクラフトビール「25周年限定醸造 海の恵み」となったそうです。

ホップだけでは出せない華やかな香りを実現。麦芽由来のアミノ酸に加えて魚由来のアミノ酸も発酵に作用することで、酵母の働きが活発になり、香り際立つビールが完成しました。
ただ、発酵の温度帯や熟成期間の調整が難しく、最適解にたどり着くまでに約半年かけて追究するという苦労もあったそうです。

品目は発泡酒（麦芽使用比率50％以上）、内容量１本330ミリリットルで価格は800円（税込み）。数量限定でなくなり次第終了。