ポケモンのミミロルが江戸木目込人形に 「真多呂人形」が発売

「木目込人形」と言えば、人形の体に布の端を貼り付けたり押し込んだりして衣装を着ているように仕立てた人形です。
約280年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が、神具の柳筥をつくった余材で、木彫の人形を作り、表面に溝を彫って、神官の衣束の端裂を木目込んだのが始まりと言われているそうです。

人形に、ひとつひとつ手作業で衣裳や模様の筋彫りを入れ、そこに目打ちなどで布地を入れ込んで着せ付けていくわけですからとても手の込んだ人形といえます。

そんな伝統工芸品である木目込み雛人形、五月人形などを制作している「真多呂人形」(東京都台東区)は先ごろ、ポケットモンスターに登場するミミロルをテーマに「江戸木目込人形 ミミロル」の販売を開始しました。

真多呂人形では「日常の中で伝統工芸を気軽に楽しんでもらいたい」と、さまざまな作品との商品化を積極的に行っており、2019年は「ピカチュウ」、21年は「ライコウ」の江戸木目込人形を制作。今年は、ポケットモンスターの「ミミロル」を江戸木目込人形で表現することに挑戦しました。

制作では、ミミロルの耳の先や腰回りのモコモコとした体毛のボリューム感の再現、眉や目、鼻など細かい部分の木目込みに苦労したそうですが、熟練の職人の高い技術により、見る人を笑顔にしてくれるようなミミロルに仕上がっています。

お正月飾りとしてはもちろん、年間を通じても楽しめる人形で、サイズは本体 幅110ミリ×奥行80ミリ×高さ145ミリ。価格は17,600円(税込み)

人形に、ひとつひとつ手作業で衣裳や模様の筋彫りを入れ、そこに目打ちなどで布地を入れ込んで着せ付けていくわけですからとても手の込んだ人形といえます。

そんな伝統工芸品である木目込み雛人形、五月人形などを制作している「真多呂人形」(東京都台東区)は先ごろ、ポケットモンスターに登場するミミロルをテーマに「江戸木目込人形 ミミロル」の販売を開始しました。

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