江戸時代の大名の宿など文化財を残そう! 愛知県豊橋市が保存支援者を募集

愛知県豊橋市は、江戸時代の大名の宿「二川宿本陣」などの保存修理費をクラウドファンディングで募集してます。二川宿本陣は東海道沿いに2カ所しか現存していない本陣の1つで、参勤交代の様子を伝える貴重な文化財です。

歴史的価値のある建物でも維持管理が難しく、惜しまれながらも解体されてしまう事が少なくないそうで「文化財を次世代に伝えてるためにも協力を」と呼びかけています。

江戸時代、豊橋市二川町と大岩町には東海道五十三次中33番目の宿場町である二川宿が置かれていました。本陣は、大名が参勤交代の際に休憩宿泊した施設で、現在、東海道沿いには二川宿本陣と滋賀県草津宿本陣の2軒のみ現存しています。二川町には「本陣」「旅籠屋」「商家」が残されており、この3つの建造物がそろう全国で唯一の宿場町だそうです。

現在は、資料館を併設した「二川宿本陣資料館」として一般公開されていて、資料館は、江戸時代の旅道具や旅日記などの展示や、二川宿の賑わいを再現したジオラマがあり、江戸時代の旅や宿場、大名行列などについて知ることができます。

寄付は9月20日まで、ふるさと納税を扱うポータルサイト「ふるさとチョイス」内のガバメントクラウドファンディングで受け付けており、目標額は250万円。クラウドファンディングで集まった寄附金は、修理が急務である二川宿本陣主屋と商家「駒屋」の北土蔵の壁面の漆喰塗替えに使うそうです。

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