資生堂、積水化学、住友化学の3社が協業 プラスチック製化粧品容器の新たな循環モデル構築で

持続可能な社会の構築のためプラスチック製容器の再生が求められていますが、「資生堂」、「積水化学工業」、「住友化学」の3社は、プラスチック製化粧品容器を回収し、分別することなく資源化、原料化を経て、容器として再生する一連の循環モデル構築に向けた取り組みを開始しました。

化粧品容器は、中身の保護、使いやすさ、デザイン性が重視されるため、多種多様なプラスチックから作られていますが、それらの分別は難しく、プラスチック資源として循環利用する際の課題となっているのが実状です。
そこで、3社は互いの強みを生かして、プラスチック製化粧品容器の回収から再生までの新たな仕組みの構築が必要と判断しました。

「資生堂」は、店頭を通じたプラスチック製化粧品容器の回収スキームの構築と、化粧品容器への再生ポリオレフィン(プラスチックの一種)の活用。
「積水化学」は、使用済みプラスチックなどの可燃性ごみを分別することなくガス化し、微生物の力でエタノールに変換する「BRエタノール技術」を使い、プラスチックの原料であるエタノールへの資源化を行うそうです。

また「住友化学」は、資源化したエタノールを原料にエチレンを製造する技術を用いて、従来の化石資源を原料とした製品と同等の品質を持つ再生ポリオレフィンを提供します。

「資生堂」はこれまでも、環境負荷を軽減し、使い捨てではなくサーキュラーエコノミーを実現できる技術やビジネスモデルの創造に取り組んでおり、「積水化学」は、可燃性ごみを分別することなくガス化し、微生物の力でエタノールに変換する「BRエタノール技術」を開発しています。
「住友化学」は今年4月、環境に配慮したエタノールを原料とするエチレンの試験製造設備を千葉工場に新設しています。

こうした3社が企業の垣根を超えて連携するほか、関連する業界や企業にも参加を働きかけ、サーキュラーエコノミーの実現を目指すそうです。

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