コメ作りを体験するリゾート滞在「星野リゾート リゾナーレ那須」が「お米の学校」

「アグリツーリズモ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? イタリア語で、アグリクルトゥーラ(農業)とツーリズモ(観光)の造語で、都会の喧騒から離れ、その土地の農体験や自然体験、文化交流を愉しむ観光の形として注目されているそうです。

その「アグリツーリズモ」を日本で初めてテーマにしたリゾート施設「星野リゾート リゾナーレ那須」で、田んぼの原風景や米食文化の継承を目指したプロジェクト「お米の学校」が開催されます。

4月10日から10月30日までの期間に全5回にかけ、施設内の田んぼで種まきから収穫、脱穀、精米作業までを体験できます。各回、羽釜を使用した炊飯も実施し、リゾート滞在を通してお米の魅力を紹介してくれるそうです。

農水省によると、日本の水田は1965年の約312万ヘクタールあったのが、2020年には約238万ヘクタールに減少。1人あたりのコメの消費量も111.7キロから50.7キロへ半減しました。

こうした中で「リゾナーレ那須」は、稲穂が広がる美しい日本の原風景や、そこで育つ食の美味しさに滞在中に触れてもらい、田んぼやコメに興味を持ってもらうことで状況を少しでも変えたいとプロジェクトを立ち上げたそうです。

参加者は、「リゾナーレ那須」に隣接する「田んぼ」で、「種まき」から「田植え」、「収穫」、「脱穀」など時期に合わせた作業を体験。また、地元農家をゲストスピーカーが、コメの歴史や文化、自然の力に頼ったコメづくり、よりおいしく食べるための保存法や炊飯の仕方などを教えてくれます。

各回の体験後には、田んぼの畔で昔ながらの炊飯方法である、かまどを使用した羽釜炊きのごはんを食べることができるそうです。

対象は宿泊者で、開催日は第1回「種まき」(4月10日)、第2回「田植え」(4月30日~5月8日)、第3回「除草、生き物観察」(6月19日)、第4回「稲刈り」(10月1日~3日、8日~10日)、第5回「脱穀、炊飯」(10月22日、23日、29日、30日)。各回の料金(税込み)は大人3,300円、4歳~11歳1,100円。

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