日本初! JR常磐線「浪江駅」で水産養殖の実証実験  福島・浜通り地区の地場産業の創出目指し

陸上養殖の実証実験をスタート!

~JR東日スタートアップとARKで資本業務提携も締結~

水産養殖も駅でやる時代に-。JR東日本水戸支社などが22日から、JR常磐線の「浪江駅」で、バナメイエビの養殖実験をスタートさせます。これまで水産養殖の場などと考えられていなかった駅活用し、今後は、列車荷物輸送やエキナカ店舗での販売なども検討するそうです。駅での水産養殖は日本で初めてです。

実験は、小型閉鎖循環式陸上養殖システムの設計、開発、製造などを手がける企業の「ARK」などと連携事業で、閉鎖循環式陸上養殖システム「ARK」を用いて、エナルギーは再生可能エネルギーを使用します。

「浪江駅」に陸上養殖システムの設置後、2022年3月中旬ごろからバナメイエビの稚魚を入れて、養殖をスタート。まずは鉄道敷地内での陸上養殖の生育状況や、飼育したバナメイエビの出荷方法、システム稼働の安定性を実証していくそうです。

小型閉鎖循環式の陸上養殖システムは、駅などあまり大きなスペースがない場所でも養殖ができるようになるため、無人駅などを新たな産業拠点とすることが可能。JR常磐線の浪江駅を第1弾の実証実験場所とすることで、震災復興を進める福島県浜通り地区の新たな地場産業の創出も目指してます。 閉鎖循環式陸上養殖システム「ARK」は車1台分の駐車スペースがあれば設置・稼働することができ、大きな初期投資と運用費が必要となる大規模養殖システムとは異なり、小規模な投資と運用で分散型の水産養殖を始めることができるのが特徴。再生可能エネルギーを使う閉鎖循環式によるゼロエミッションの陸上養殖に挑戦します。

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