これは画期的!? 睡眠の質を改善する「睡眠リズム照明」 夕日浴びて就寝、朝日で快適な目覚め

なかなか快適に眠れないという睡眠に障害を抱えている人は多いと言われています。快適な睡眠ができるよう、入浴時間を調整したり、食べものに気を遣ったりする人もいるようですが、睡眠の質を照明で改善させることも可能だそうです。

快眠グッズメーカー「ムーンムーン」が発売している睡眠リズム照明「トトノエライト」による睡眠に対する影響の臨床試験を2021年8月-10月に実施したところ、睡眠の質を改善することが分かったそうです。

「トトノエライト」は、「朝日で起きて日が沈み暗くなって眠る」をLEDで再現するもので、赤色LEDで夕日に近い赤色光を浴びながら就寝することでしっかり眠れ、白色LEDで朝日の光を再現し快適な目覚めを促すアイテムです。

季節や天候に左右されず目覚めと眠りをサポートしてくれ、専用のスマートフォンアプリで簡単に操作が可能だそうです。

臨床試験は、「トトノエライト」について、乳幼児と成人女性(母親)の睡眠(入眠・睡眠・起床)の状態に対する影響と、それがもたらす作用について検証したもので、PSQI睡眠障害の評価に用いられる「ピッツバーグ睡眠質問票」と、OSA 起床時の睡眠内省を評価する心理尺度「OSA睡眠調査票MA版」アンケートに基づいて実施したそうです。

臨床試験の結果、成人女性の結果は、開始前と開始後の比較でPSQI、OSAの全5項目のうちの2項目「起床時眠気」と「疲労回復」で有意な改善がみられたそうです。

また、アンケートによる主観評価では、全7項目のうち「肌の潤い」「肌の柔らかさ」「肌のなめらかさ」「肌のキメ」「肌のハリ」「肌のつや」「洗顔後のつっぱり感」の全7項目において有意な改善がみられました。

このことから同社は「トトノエライトを使用することで、起床時の眠気を感じずにスッキリ起きられ、赤色LEDの光を浴びて眠ることで、疲労回復にもなり、肌の調子もよくなる実証結果が得られた」と分析しています。

また、乳児の結果はPSQI、OSAの3項目(起床時眠気、夢み、睡眠時間)で改善の傾向、 OSAの全5項目のうち1項目の「入眠」と「睡眠維持」で、有意な改善が見られたそうです。

この結果、同社は「乳児にも成人にも快眠効果が見られたことから、 睡眠障害に悩む方はもちろん、寝ても疲れがとれない方、赤ちゃんの睡眠に悩む親御さんなど、 睡眠の質を改善することで、幅広い層の方々の悩みを解決し健康につなげる可能性が示唆された」としています。

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