コロナ禍で投資意欲が高まった「6割」 理由は「経済的不安を和らげたい」

新型コロナウイルス感染症の拡大で、資産運用している人のうち「投資意欲が高まった」という人が6割―。「SBIネオモバイル証券」と「CCCマーケティング」が実施した「投資に関するアンケート調査」で、こんな結果が分かりました。

調査は、20~69歳のスマホ向け資産運用サービス「ネオモバ」利用者1,001人を対象に、8月11日から18日まで実施したものです。

「新型コロナウイルス感染症の拡大による投資意欲の変化」について聞いたところ、「とても投資意欲が高まった」「やや投資意欲が高まった」と回答した人は計59.4%、「変わらない」は38.7%、「やや投資意欲が下がった」「とても投資意欲が下がった」は計1.9%で、新型コロナが投資意欲の高まりに影響したことが分かりました。

「投資意欲が高まった」と回答した595人にその理由を聞いたところ、「コロナ禍で在宅時間が増え、人生計画と必要な資産に不安を覚えた」「将来に不安を感じるようになり、資産運用に対する意識が高まった」「お金を貯めておくだけでは不安なので、有効に運用したいと考えた」など、先々に不安を感じているとの回答が多くみられ、長引くコロナ禍で生まれた経済的不安を投資によって和らげたいという心の動きがうかがえたそうです。

世代別でみると、20代は「交際費などが減り、余剰資金ができたため」「おうち時間が増えたため」など、現在のお金や時間の使い道として投資に対する意欲が相対的に高まっている傾向。

30代~50代は「いざという時のため」といった経済的不安へ備える意識が高く、60代は「将来の資金のため」「時間ができたため」など、老後のゆとりある生活に必要な資金を得るために、投資意欲が高まっている傾向がみられたようです。

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