コウジ菌と乳酸菌の融合で新しい飲料誕生 新潟が生んだ「お米ののむヨーグルト」

日本初の糀甘酒の専門ブランドを展開する「古町糀製造所」(新潟市)は8月7日、コウジ菌と乳酸菌が融合した「お米ののむヨーグルト」(720ミリリットルペットボトル)を発売します。まさに新潟から生まれた新しい飲料だそうです。

同社は、コウジ発酵の作用によって作られる甘酒の製造・販売を手がけていますが、ここに「乳酸菌ヤマコシ株」の作用を加えて完成したのが「お米ののむヨーグルト」。原料はお米だけですが、コウジ菌と乳酸菌の2種類の菌による発酵の力で、まるでヨーグルトや乳酸菌飲料を思わせる味わいになっています。

「乳酸菌ヤマコシ株」は、新潟県農業総合研究所食品研究センターが同定した乳酸菌で、新潟県長岡市山古志地域に伝わる無塩漬物「いぜこみ菜」という無塩漬物から見つかったもの。

「乳酸菌ヤマコシ株」は、粘性があるという点に特異性があり、ある条件下ではこの粘性を食品にも付与できることが判明。

この粘性を利用したのが「お米ののむヨーグルト」で、僅かな粘性を生かして夏らしいさらっとした飲み口の糀甘酒乳酸発酵食品となったそうです。

まさに、雪国新潟の古くからの食文化に埋もれていた乳酸菌という目に見えない地域資源に光を当て、活用した新しい加工食品と言えます。

ストレートでの飲用のほか、牛乳や豆乳、果汁ジュースで割ったアレンジも楽しめるそうです。

当初は、製造数量が安定するまでは「古町糀製造所古町本店」と公式オンラインショップでの販売を中心とし、数量の安定後、8月下旬以降は順次、県内の物産展を中心に展開を広げるそうです。

価格は1,000円(税別)。

関連記事

ページ上部へ戻る