札幌で、世界で最も過酷な400㍍競争 大倉山ジャンプ競技場で9月に

東京オリンピックは7月23日の開会式から8月8日の閉会式まで33競技の339種目でアスリートが競い合います。実際は、開会式に先がけて7月21日に女子サッカーなどの競技がスタートしますが、正式な日程は23日からとなるようです。今回もさまざまな種目で世界新記録という〝人類の進歩〟を目の当たりにできるかもしれません。

東京では1964年にも夏季オリンピックが開かれているので、今回は57年ぶりの開催となります。

陸上競技男子100メートルはオリンピックの花形種目ですが、64年大会では米国のボブ・ヘイズ選手が10秒0という記録で優勝しています。現在の世界記録はウサイン・ボルト選手が2009年に出した9秒58ですので、64年大会以降1秒も縮まっていません。今回の大会ではどんな記録が出るのでしょう。

ところで、陸上競技には400メートル競走がありますが、それよりも何倍も、世界一過酷と言われる400メートル競走があります。

それがヒルクライムのスプリントレース「Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)」。北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で9月26日、世界選手権が開催されます。

「Red Bull 400」はスキージャンプのラージヒルを利用するヒルクライムのスプリントレース。最大斜度37度の壁に体力の限界が試されるこのレースは2011年にオーストリアで初開催され、年々規模が拡大。

日本では2017年から2019年まで3年連続で開催され、2017年世界選手権では、日本大会の女子部門を制した田中ゆかりさんが見事初代世界女王の座に就くという快挙も成し遂げています。

今年も日本を含む世界10カ国以上での開催を予定しているそうです。 今回の大会の種目は、フルディスタンス個人(男子、女子)と、4×100メートルリレー(男子、オープン、学生チーム対抗)の5つのカテゴリー。個人は予選と決勝を実施しますが、リレーは決勝のみ。いずれもエントリーが必要となります。

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