食を通じて「脱炭素」を紐解く! 「自然栽培農業」を日帰り体験するバスツアー

現在、2050年の脱炭素、グリーン社会の構築に向けて、社会の大改革が迫られています。エネルギーのあり方、企業活動のあり方、個人の生活の仕方など色々な局面が様変わりしていくかもしれません。

もちろん「食」、食べることについてもそうです。私たちは食料を得るために二酸化炭素を排出しています。そうした食のあり方も見つめ直す必要があります。

そんなこれからの社会を考えてもらおうと、食を通じてソーシャルファーム(社会的企業)支援や運営を行う「タベキフ」が6月26日から、食に関する「脱炭素」を1日で学べる日帰りバスツアーイベント「agrilife tourismバスツアー」を開講します。

第1回は、農薬不使用、無化学肥料の特別栽培農産物を生産する群馬県高崎市の農園「Pure Orto(ピュアオルト)」を訪問し、食体験、じゃがいも収穫のワークショップや自然栽培に関するセミナーが行われます。

自然栽培は、農薬や肥料、除草剤を使わず、雑草や虫とも共生できる生態系のバランスを崩さない農法。農薬などを使わないことで土壌の浄化や地下水汚染などの社会問題も解決することができ、自然栽培のマメ科や小麦、麦なとどは、それらの根にある根粒菌が土壌改良を促進させ、通常よりも早く土壌を浄化してくれます。

自然栽培をすることで土壌が二酸化炭素を吸収し、大気汚染を減らす効果が海外で実証されてきており、まさに脱炭素となります。

2021年3月に農林水産省がオーガニック農業の農地拡大を発表。2050年までに農地全体の25%にあたる100万ヘクタールに拡大するそうです。

現在は、オーガニック農地は日本の全農地の0.5%、自然栽培に限っては0.05%以下ですので、バスツアーで、実際に目で見て、体験することで、自然栽培農業の大切さ、脱炭素のあり方を身近に感じることができるかもしれません。

旅行代金は大人(12歳以上)22,000円(税込み)、子供(6歳~11歳)5,500円(税込み)。

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