神楽坂の名店料理をホテルで 「Hotel Vintage 神楽坂」が客室内で食事提供
- 2021/5/26
- トラベル
東京都新宿区の神楽坂といえば、わずかながらも、大正時代に隆盛を誇った花街の香りを今も残し、さまざまな坂と数々の路地や横丁が独特の雰囲気を醸し出す〝大人の街〟です。かつて文人住み、料亭が建ち並んだ街は、今では、居酒屋や割烹料理、バルなど、洋の東西、ジャンル問わず多くの飲食店があります。
そんな神楽坂にある「Hotel Vintage(ヴィンテージ) 神楽坂)」が先ごろ、withコロナ時代ならではの「おもてなし」の形として、神楽坂の人気和食店「神楽坂 おいしんぼ 本店」と提携し、客室内で食事を提供する宿泊プランの提供をスタートさせました。
「神楽坂おいしんぼ本店」は、神楽坂の横丁の中でもっとも歴史があり、観光名所としても知られる「兵庫横丁」にあり、京都から直送した湯葉、生麩と季節料理で知られています。
プランは客室まで朝食を届ける「朝食付きプラン」と、同じく夕食を届ける「オードブル付きプラン」の2つ。
「朝食付きプラン」は低カロリーで胃腸に優しく、美容と健康にも良いお粥が中心で、「食べれば心も身体も温まるお粥が、1日のスタートを後押ししてくれます」とのこと。
「オードブル付きプラン」は、おいしんぼ名物の京料理の定番「湯葉」「生麩」料理や、料理人が厳選した「旬の味覚」を詰め込んだ和食オードブルで、オードブルの内容はシェフにお任せとなるそうです。
JTB総合研究所の「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化および旅行に関する意識調査(2021年実施)」によると、「国内の宿泊施設を選ぶ際に、より重視するようになったこと」という問いに対し、「個室で食事ができること」を選ぶと回答した人が25%を超え、個室での食事を重視している人が増えていることが浮き彫りになっています。
都心に泊まり、料理もゆっくり楽しむという旅の形態がこれから増えるようです。神楽坂という粋な街に泊まり、ゆっくり過ごすのも粋な時間の使い方になりそうです。