京都、1000年以上のお寺に泊まり美食、地酒 世界初の「お寺オーベルジュ」で1日1組

お寺に泊まる-。ストレスがたまる現代社会で、どう人生を歩むのかといった壁にぶち当たると、誰でも一度は経験してみたいと思うかもしれません。でも、実際に行くとなると、食事は? 住職は? などと考えると二の足を踏んでしまいます。

しかし、自然とゆっくりと流れる時間の中で、自分と向き合う仏教的な体験と、究極に個別化されたおもてなしで、心と体を調え、明日へのエネルギーを蓄えることができる新しいスタイルの宿坊ならどうでしょう。

京都市綾部市に6月1日、世界で初のお寺でのオーベルジュ「Temple Camp正暦寺」がグラウンドオープンします。

オーベルジュとは、その土地ならではの食材を使った美味しい料理とお酒を堪能できる宿泊施設を備えたレストランのこと。

「正暦寺」は天慶5年(942年)から1000年以上の歴史あるお寺で、これまでも宿坊として運営されていましたが、さらにオーベルジュとしてお客へのもてなしを深化させたそうです。

住職が料理人としての経験を持っており、「仏教の教えと命を頂くことへの感謝を、食とお寺で過ごす時間を通じて伝えたい」という思いから、メニュー開発から調理、ゲストへの提供と対話まで一貫して自ら行い、おもてなしの中にも仏教の精神と教えを込めているそうです。

食事は、地元綾部の名産の地鶏の黒峰シャモ1羽を余すことなく使うフルコースと、地場野菜をふんだんに使ったオリジナルフルコース。

宿泊できるのは1日1組で、プライベートな滞在時間と空間で、美味しい食事と地酒を楽しめます。

綾部市は京都府の中央北寄りにあり、京都駅から山陰本線(特急)で約1時間。1泊2食付き 2名1室 1人35,000​円~。

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