忍者の技術、秘伝を世界に伝えたい eラーニング開設で世界同時クラウドファンディング

「忍者になりたい!」 密かにそんな想いを持っている人は世界中にいるようです。忍者ゆかりの自治体など作る「日本忍者協議会」が、忍道の一部を紹介するYouTubeチャンネル「NINDO チャンネル」を開設したところ、10,000人のチャンネル登録者の多くは、米国、フィリピン、インド、インドネシアなど海外の視聴者だったそうです。

このチャンネルは、コロナ禍の中でオンラインでの情報発信を強化するために開設したので、コンテンツは忍者道の一部。それでは〝本物の忍者〟にはなれません。

そこで、同協議会は、忍者の知識と技術を正しく習得してもらうため、協議会公認のeラーニングコース「NINDO, the Ninja Academy」開設を目指し、世界同時クラウドファンディングをスタートさせました。

「NINDO, the Ninja Academy」は、甲賀伴党二十一代宗師家である川上仁一氏監修の下で、江戸時代の忍者の文献「万川集海」などに基づき、正しい忍者の知識の講義を行うので、修了すれば協議会から正式に忍者の資格をもらえるそうです。

eラーニングのためのプラットフォームの構築は独自財源だけにはせず、米国最大のクラウドファンディングサイト「Kickstarter(キックスターター)」を利用することで、世界中の忍者ファンに訴求するそうです。

忍者技術の継承はこれまで、限られた忍者関係者の間でしか伝承されてこなかったため、承継者が少なく、危機的状況に直面しているそうですが、全世界を対象としたプラットフォームにし、全世界、次世代に伝えるとのことです。

また、eラーニングコースの実技トレーニング・試験を、世界中の忍者道場と連携して行うことで、コロナ禍で経済的に苦しい状況にある全世界の忍者道場の支援も行うそうです。

日本の忍者文化が国内はもちろん、全世界に伝わってほしいものです。

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