アサヒビールが「森のタンブラーHINOKI」 神奈川県秦野市の廃棄されるヒノキの梢などを活用

「アサヒビール」は、「アップサイクルジャパン」と協業し、神奈川県秦野市のヒノキの梢を主原料とした「梢プロジェクト 森のタンブラーHINOKI」を製造、10月から「森のタンブラー」公式オンラインショップなどで発売します。

「森のタンブラー」は〝使い捨て〟という消費行動自体を変革することを目標に、〝使い捨て〟しない飲料容器としてアサヒビールとパナソニックが2019年に共同開発したリユースできるエコカップ。

通常の「森のタンブラー」は、間伐材などの木材から精製したパルプを主原料とした「高濃度セルロースファイバー成形材料」を使用し、製造時のプラスチック使用量を削減できるそうです。

「梢プロジェクト 森のタンブラーHINOKI」の主原料には伐採後、間伐材として活用できなかった樹木の一部を65%使用。樹木の先端で部位が細かい〝梢〟や、〝下駄〟と呼ばれる曲がってしまった樹木の根元は間伐材として利用しにくく、伐採後は山に放置されてしまいます。

今回は「アップサイクルジャパン」の支援で、秦野森林組合の間伐活動で生じたヒノキの〝梢〟や〝下駄〟を原材料とし、アイデアや技術によって新たな価値を生み出す取り組みとなるそうです。

タンブラーの正面には「アップサイクルジャパン」のロゴ、裏面には「森のタンブラー」のロゴを印字。10月1日から、アップサイクルジャパン加盟の各店舗、「森のタンブラー」公式ショップなどで販売するほか、「アップサイクルジャパン茅ケ崎本店」の「もったいない食堂」では、テイクアウト用のマイカップとして利用者に提案していく予定です。

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