ホテルニューグランドの味が「横浜高島屋」で  シーフードドリアなど発祥のメニューも

横浜で唯一現存するクラッシックホテル「ホテルニューグランド」。横浜の歴史とともに歩んできた同ホテルが開業95周年特別企画として、「横浜高島屋」に、開業以来初のフードトータルショップを9月25日までの期間限定で出店しています。

昨今のレトロブームでは、異国を感じる佇まいや優美で重厚な調度品、創業当時から愛されるグルメなどクラッシックホテルにも人気を集まっています。
昔から渡航者の玄関口となってきた港街横浜には数々のホテルが建てられ、中でも「ホテルニューグランド」は関東大震災後、当時は珍しかった本格的なフランス料理の提供に加え、最先端の設備とサービスを日本ならではのもてなしと融合させ、国内外のVIPから愛されてきた正統派なクラッシックホテルとして知られています。

「横浜高島屋」で販売されるのは、「ホテルニューグランド」が発祥とされ、現在では定番メニューとなっている「シーフードドリア」「スパゲッティナポリタン」「プリン・ア・ラ・モード」の3つのメニューに加え、イベントでしか味わえない横浜高島屋限定メニュー「ナポパン」のほか、ベーカリー・レトルト・冷凍食品・洋菓子・ジャムなど。
さまざまな商品が一度に購入できる、ホテル以外では初めてのショップとなり、会期中は、新しいメニューも続々と登場するそうです。

「シーフードドリア」は、開業時にパリから招かれた初代総料理長サリー・ワイル氏が考案したメニュー。滞在客からの「体調がよくないので、なにかのど越しのよいものを」という要望を受け、バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、グラタンソースにチーズをかけてオーブンで焼いたものが始まりとされています。
冷凍で2,160円。

「スパゲッティナポリタン」は、2代目総料理長の入江茂忠氏が、接収時代に茹でたスパゲッティに塩、胡椒、トマトケチャップを和えた物を米兵が食べていたことをヒントに、アレンジを加えて生み出した一品。風味豊かなトマト本来の味わいを生かしたホテルニューグランドならではの味わいを楽しめるそうです。冷凍で1,296円。

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