防犯意識、4人に1人が1年前より高まる 4割弱が不審な電話を受けた経験ある

「防犯意識、1年前より高まっている」が23%-。詐欺事件や強盗事件などが相次ぐ中、防犯をより心がけている人が増えたことがマーケティングリサーチ事業などを手がけるクロス・マーケティング」の「防犯に関する調査(2023年)」で分かりました。

調査は、持ち家一戸建てに住む全国20~79歳の男女3,000名を対象にインターネットで実施しています。

調査によると、1年前と比較した防犯意識の変化は、「変わらない」が多くを占めるものの、23%の人は「高まっている」と回答。「低くなった」は4%だった。
防犯意識が高まっている人の理由をみると、「高齢者を狙う詐欺事件や強盗事件の多発」「日本全国で強盗などの事件」などから、都市だけでなく地方も含めて事件が身近に起こる恐れがあると感じている様子が浮き彫りになった。

自宅で不審な電話を受けた経験を聴くと、全体で36%の人が「ある」と回答。年代別に見ると70代が51%でトップ。60代41%、50代39%、40代34%と続き、高齢層ほど経験があることが明確になった。
経験がある人に具体的な経験を尋ねると、「オレオレ詐欺/還付金詐欺/振り込め詐欺」と思われる電話を受けたり、「住所、家族構成や財産、近所や知人を探る」電話がかかってきたりしたという。

自分の防犯意識の高さについては、「やや+高いと思う」が47%、「あまり+高くないと思う」が53%と拮抗。狙われやすい70代の「やや+高いと思う」割合は64%と多く、最も低くかったのは30代の37%だった。

自宅の玄関や勝手口に鍵をかけるシーンは、「就寝時」「1時間以上の外出」「1時間程度内の外出」「近くのコンビニやスーパーへ行くとき」で7~8割が施錠。「ご近所へ訪問する」は5~6割にとどまった。

関連記事

ページ上部へ戻る