仕事・職場に対する不満の1位は「賃金が低い」 連合の労働組合のイメージ調査で

就業経験のある人の仕事・職場に対する不満の1位は「賃金が低い」-。日本労働組合総連合会(連合)の「連合および労働組合のイメージ調査」で、こんな結果が分かりました。

調査は、連合・労働組合の認知度や、連合に対するイメージなどを把握することを目的に実施したもので、2022年10月28日からの4日間で実施、全国の15歳以上の男女2,000人の有効サンプルを集計しています。

調査で、就業経験のある人(現在働いている人)1,490人に、仕事・職場に対する不満について聞いたところ、「賃金が低い」が35.0%と最も高くなり、次いで「会社の将来に不安がある」が18.1%、「仕事の内容」16.2%、「労働条件(賃金以外)がよくない」「人間関係がよくない」がいずれも15.6%などとなりました。
また、不満がある人の割合は70.2%となったそうです。

世代別にみると、40代では「能力・実績が正当に評価されない」が19.6%、60代以上では「雇用が不安定」が13.7%と全体と比べて5ポイント以上高くなりました。不満がある人の割合は30代の78.6%が最も高く、40代74.7%、20代70.7%などとなったそうです。

現在働いている人で、仕事・職場に対する不満がある人(1,046人)に、仕事・職場の不満を解消するためにどのような行動をしたか聞いたところ、「家族・友人に相談した」(20.3%)が最も高く、「人事・上司に相談した」(15.1%)、「退職・転職した」(6.2%)、「部署異動を願い出た」(3.7%)、「労働組合に相談した」(3.0%)などとなりました。
「何もしていない」は58.9%となり、半数以上の人が仕事上の不満を抱えたまま、何も行動できずにいることがわかったそうです。

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