「長居植物園」で色彩豊かに光り輝くランプ「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」

大阪市の「長居植物園」に常設している夜の野外ミュージアム「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」では12月1日から冬の期間限定で、大池に浮かぶランプで色彩豊かに大地を彩ります。

野球場などを備えた総合公園で、1944年に開園した長居公園内にある「長居植物園」は今では多くの野鳥が生息し、オオタカやフクロウも目撃されているそうです。
オオタカやフクロウは食物連鎖の頂点に位置する生物で、健全な生態系がないと生きていけないと言われており、大都市の中に、人工的につくられた植物園とその中央の池が、人と共に生態系をつくり、人も含めた都市の中の人工生態系となっていると言えるそうです。

「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」のアート空間で今回使うランプは、光だからこそ発色できる曖昧な色、水の中の光、水草のこもれび、朝焼け、朝空、たそがれ時の空、桃の実、梅の実、花菖蒲、春もみじなどに変化していきます。

これは、近代以前の日本で、絹の表の色と裏の色の組み合わせや、重なる色彩のグラデーションなどの曖昧な色彩に季節の名前をつけた、「かさねのいろめ」と言われる色。

来場者がランプの近くで立ち止まっていると、もしくは風に吹かれてランプが傾くと、ランプは色を変えて強く輝き、音色を響かせ、その周辺のランプも次々に呼応していくそうです。

「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」のアート空間は、春夏秋冬、植物園の四季と共に移り変わり、今後も季節限定の植物を活かした作品などを展示する予定で、クリスマス、年末年始も休まずオープンするそうです。

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