高崎市で11月30日まで「アートプロジェクト高崎2022」が開催されています。この中で目を引くのが、本物そっくりのカラフルで精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いたインスタレーションや現代アート作品を制作する作家渡辺おさむさんの作品で、なんと高崎城址に、お菓子の天守閣が出現しました。

渡辺おさむさんは、スイーツデコの技術をアートに昇華させた第１人者として「東京カワイイTV」（NHK）や「徹子の部屋スペシャル」（テレビ朝日）など、多くのメディアに取り上げられてきました。

渡辺さんの作品は、国内だけでなく海外でも注目を集め、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展が開催され、話題を呼びました。また作品集や著書が出版されたほか、大原美術館や笠間日動美術館など国内8カ所の美術館に作品がコレクションされています。

今回登場したのは高さ3メートルのお菓子の天守閣。高崎城は廃藩置県により廃城となりましたが、そのうち御三階櫓をお菓子のデコレーションで再現し、高崎城址石垣の上に出現させていて、目を引くこと間違いなしです。

今回の「アートプロジェクト高崎2022」には、渡辺おさむさんの作品のほか、26人のアーティストが参加し、期間中、高崎中心市街地の広場や建物の壁面など26か所に、絵画や立体などの 作品を制作・展示しています。